岡山の温かいウエディング 両親へのメッセージ
結婚式の内容を決めていく『プランニング』という
打合せの中での出来事。
前々からお打合せで、ご家族とっても仲良しなことが伝わってきて
ご両親様の事を本当に大切にされていらっしゃる新郎新婦様が
いらっしゃいました。
初めてお会いした時にお話したのが、ご両親へどう感謝の気持ちを
伝えるか。
『手紙を書いて、直接伝えてもいいかな・・・』
そんな事を新郎様がお話してくださいました。
結婚式の日が近づくにつれ、招待状の返信ハガキもほとんど手元にかえってきて
ゲストの方の席次や、どなたにスピーチをしていただくか・・・
たくさんの事が決まっていった頃。
『やっぱり、はずかしいかも・・・無理かもしれん・・・』
今まで招待された結婚式の中では、新郎様がご両親に気持ちを伝えるのは
見たことがないので、そんなお気持ちが出てきたようです。
結婚式の数ヶ月前から、様々な気持ちの変化がある方は
多いのではないかと思います。
みなさんの前でお手紙を読まなくても、花束とご一緒にお渡ししても
いいかもとお話させていただくと、
『書くのは書きたい!』と、迷わず答えてくださいました。
結婚式当日。
新郎様のお手紙と新婦様のお手紙を2通お預かりしました。
そして、エンディングでのシーン。
新婦様がお手紙を読まれる前に、ご両親様からのサプライズがありました。
息子さん娘さんが生まれた瞬間、どんな気持ちだったのか。
どれだけ愛情いっぱいに育てて、今まで守ってきたのか。
今まで聞いたこともなかったこと。
この想いを知った時。
もう一度
『お預かりしているお手紙、お渡しだけでいいですか?』
とその場でたずねました。
『最後まで読めれんかもしれんよ・・・』
それでもいいですよと、お預かりしているお手紙を
お渡ししました。
今度は、ご自身が家族をどう思っているか
これからは自分がご両親を支え、守っていくということを
しっかりとお伝えくださいました。
途中、涙があふれてつまってしまうことがあったけど
十分に家族への気持ちが伝わりました。
その後の新婦様のお手紙も
温かい家族のなかで育ってきたんだなということがわかるお手紙。
ご両親様と、新郎新婦様のお気持ちが通い合った時。
何とも言えない温かい雰囲気の中で、
最幸の笑顔で、プレゼントをお渡しすることができました。
その後、退場した新郎様が真っ先に口にした一言・・・
『手紙、読んでよかったー!!』
と。
この日だからこそできる事。
その時の気持ちを大切にできるウエディングを
お手伝いしていきたいと改めて感じた瞬間でした。